全長5.3m超え! 日産「最上級SUV パトロール」日本導入へ!? 開発陣「前向きです」のコメントも!? 強敵「ランクル」に立ち向かう「日産フラッグシップモデル」どうなるのか
日本導入「前向きです」の真意は本当なのか?
日産の新たなフラッグシップSUVとして進化した現行パトロールですが、ここへきて日本国内の導入に関する憶測が広がっています。
これは横浜市の日産のグローバル本社ギャラリーで実車が展示されたことに由来します。
通常、海外専用モデルでも本社ギャラリーでの展示は全く珍しいことではありませんが、パトロールの展示では来場者に対し、日本国内での投入を検討しているようなアンケートが実施されていたのです。
ただし、折からの日産の経営状態の悪化や、日本における高級SUVの需要が限定的であることから、実際には現実的ではないとする見方も広がっていました。

しかし、5月中旬の試乗会では、日産の新世代ハイブリッド「“第3世代”e-POWER」のプロトタイプ試乗に加え、パトロールの試乗もイベントに盛り込まれ、さらには国内導入に関して「前向きである」との説明がなされたのです。
一体どういった状況の変化があったのでしょうか。パトロールの開発担当者は以下のように話しています。
「(本社ギャラリーのアンケートでは)出してほしい、といった前向きな意見が非常に多かったです。
もちろん、(全長5.3mに)適合する駐車場がない、といった心配事が書かれていたことは事実ですが、ポジティブなことを書いていただいたのが大半でした」
アンケート結果は国内導入を後押しするような意見が多かったようですが、こうしたアンケートを通して国内導入への検討が進むということはあるのでしょうか。
「それはあります。色々なご意見があり、(販売台数)1万台(を超える)とかいうような、万人に売れるクルマではありません。
まずは丁寧にお客様の反響を確認したいということがあったなかで、アンケートはとても前向きになる結果でした。
また、日産に対しても、より頑張ってくれという応援のメッセージもやる気にさせますし、出すために努力しなければならないなという気持ちにされてもらいました。
日産としても、GT-Rが終わってしまうので、なにかフラッグシップが欲しいという思いもあります」
現在のところは正式導入を「未定」とされていますが、直接「前向きである」見方が直接伝えられたのは初めてで、今後も高級SUVの市場動向などを鑑みて検討が進んでいくものとみられます。
2007年のサファリ終売以来、日産の大型本格SUVとしては国内で10数年ぶりになる可能性が高いパトロール。今後の動向に注目です。
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