14年ぶり復活! 三菱「新型グランディス」今秋発売! 精悍グリル×全長4.4m級「ちょうどイイサイズ」のコンパクトSUVに刷新!? 新たな「家族向けモデル」欧州で登場へ
2025年秋、三菱が欧州で「グランディス」の名を復活させます。新型はSUVとして生まれ変わるといいますが、いったいどのようなクルマなのでしょうか。
アライアンスを活かした「新型SUV」が誕生
三菱の欧州法人は、2025年秋に欧州で新型SUVを投入すると発表しました。
その名は「グランディス」。かつて三菱が誇った人気ミニバンの名称が、14年の時を経てSUVとして蘇ります。
![かつての名車が14年ぶりに復活![画像は三菱 新型「グランディス」のベースとなるルノー「シンビオズ」]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2026/06/20250626_RENAULT_SYMBIOZ_000.jpg?v=1750923872)
かつてのグランディスは7人乗りのミドルクラスミニバンで、国内では2009年まで、海外では2011年まで発売されていました。
そしてまもなく登場する新型グランディスは、過去の歴史と直接の関係はなく、アライアンスのパートナーであるルノーが開発した新型CセグメントSUV「シンビオズ」をベースとする、いわゆる「バッジエンジニアリング」モデルです。
アライアンスの資産を最大限に活用することで、欧州市場におけるプレゼンスを維持するという三菱の現実的かつ戦略的な一手といえるでしょう。
エクステリアは、ベース車であるシンビオズと多くの部分を共有しながら、フロントには三菱のデザイン哲学「ダイナミックシールド」を採用。
リアには「ヘキサガードホライゾン」と名付けられた独自デザインを取り入れ、明確な差別化が図られています。
その詳細はまだ明らかにされておらず、すでに発売されているシンビオズのスペックを見てみると、ボディサイズは全長4413mm×全幅1797mm(ドアミラーを折りたたんだ状態)×全高1575mm。
2025年5月23日に一部改良を実施したトヨタ「カローラクロス」(全長4455mm×全幅1825mm×全高1620mm)とほぼ同等のサイズ感です。
しかし室内空間の活用は巧みで、特に後席シートが16cmスライドすることにより、荷室容量をクラストップレベルの492Lから624Lまで拡大できる点が大きな魅力です。
インテリアには、10.4インチの縦型スクリーンに「Googleビルトイン」を搭載したコネクテッド機能や、先進運転支援システム(ADAS)が備わります。
パワートレインは、ルノー製の1.6リッターガソリンエンジンに2つのモーターを組み合わせたフルハイブリッド「E-Tech」(システム最高出力約145PS)と、1.3リッターターボのマイルドハイブリッドの2種類が設定されています。
性能面では兄弟車であるシンビオズとほとんど差がないとみられますが、新型グランディスの投入で、三菱はどのように存在感を示すのでしょうか。
その最大の武器が、発表された「8年/16万km保証」です。
競合車を大きく上回るこの保証は、製品そのものではなく所有コストの低減や安心感といった「所有体験」を重視した差別化策にほかなりません。
新型グランディスの全容が明らかになるまではもう少し時間がかかりそうですが、動向を注目したい1台となりそうです。
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