163万円! 日産の「4人乗り軽ワゴン」がスゴい! 先進Vモーショングリル×Mハイブリッド搭載! 使い勝手よすぎる最廉価の「ルークス S」が狙い目!? どんな人が買う?
今人気の「軽スーパーハイトワゴン」は、装備の充実化などで200万円超が当たり前の時代に突入しました。そんななか、日産「ルークス」の最廉価は163万円前後と、かなりお買い得です。どのようなモデルなのでしょうか。
一番安い「ルークス」どんなモデル?
軽自動車は「スーパーハイトワゴン」が主流となっていますが、年々装備が充実化され、安全装備や運転支援技術群なども搭載された影響で、200万円超えの価格設定が当たり前です。

そんななか、日産「ルークス」は、最廉価グレード(2WD)なら163万7900円と、かなりお求めやすい価格設定です。
一体どのような仕様なのでしょうか。
ルークスは、「ルノー・日産・三菱アライアンス」に属する日産が販売している軽スーパーハイトワゴンで、現行型は2020年に誕生した3代目。
初代(2009年)はスズキ「パレット」のOEM、2代目(名称は「デイズルークス」)は設計と製造をグループ企業の三菱が担当したのですが、現行モデルでは設計は日産が担当、開発自体は日産と三菱の合弁会社「NMKV」が担当しています。
日産の設計となったことで、2代目の三菱設計(「eKスペース」)とは違う、独自の凝ったデザインが採用され、特にフロントマスクは「Vモーショングリル」を取り込んだ、先進的でスタイリッシュなエクステリアが特徴となっています。
ちなみに全国軽自動車協会連合会の集計による販売台数ランキングでは12位というポジションです。
そんなルークスについて、日産ディーラーに勤務経験があり、現在は独立して、自身のショップを経営しているT氏に話を聞いてみました。
「昨今の軽自動車は性能もサイズもほぼ同一で、差別化を図るにはブランドイメージとデザインが大きく影響してきます。
ルークスは、初代がスズキのOEM、2代目は三菱の姉妹モデル(OEM)と、日産独自のモデルという認識がユーザーにはあまりないかもしれませんが、スペック的にも使い勝手でもライバルに劣らない完成度は持っているのです」
ルークスは、標準モデルとカスタムモデルの「ハイウェイスター」という2タイプをラインナップしたほか、減速エネルギーを発電に回しリチウムイオンバッテリーに蓄える「スマートシンプルハイブリッド(マイルドハイブリッド)」を搭載。
上位グレードには、日産が開発した運転支援技術「プロパイロット」も搭載されるなど、ライバルにはない特徴も持っています。
そんなルークスの最廉価グレード「S」は、実は狙い目モデルとなっているようです。
「163万円台の廉価モデルは、売れ筋グレードと比較すると、スライドドアが手動、エアコンがマニュアル式、オーディオレスなので新たにオーディオやナビの装着を考える必要がありますが、先進安全装備は全グレード共通で標準搭載しています。
4WDモデルの設定もありますが、ターボエンジンの設定はありません」
このような装備内容なので、難しい操作を好まないベテランドライバーには意外にも好評なグレードだとT氏は言います。
実際T氏が販売したケースでは、自営業で社用車を兼ねて購入したオーナーがいたとのこと。
ナビゲーションはスマホアプリで代用し、オーディオも必要最低限の社外品を装着、その代わり仕事用の道具をたくさん積むという使い方をするということで、Sグレードでもまったく問題なかったと言います。
釣りやキャンプなど趣味用のセカンドカーとしては、かなりいい選択になるのではないかとT氏はいいます。
商用車では味気ないけど、軽スーパーハイトワゴンの広い車内に趣味の道具をたくさん積んで、ときには軽く車中泊もしてといった使いかたを考えている人には、最適なグレードというわけです。
※ ※ ※
かつては最廉価グレードといえば、かなり装備がチープでした。それが最近では最低限の快適装備は付いているし、安全装備もしっかり備わっています。
むしろ使わない装備ばかり無駄に付いているより、悩まずに道具として使えるという、潔いグレードともいえそうです。
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