「警報級の大雨」どうする!? スリップ・視界不良…雨の日は「事故率4倍」に! “命とクルマを守る”ためにできるコトとは?
2025年5月30日は、関東南部や太平洋側で警報級の大雨が予想されます。そんな雨天のなか安全に運転するためには一体どのようなことに気をつければいいのでしょうか。また事故に合わないための対策方法には、どのようなものがあるのでしょうか。
警報級の大雨も! 運転する時に気をつけることとは?
2025年5月30日は、特に関東南部や太平洋側では警報級の大雨が予想されます。
一例として、東京では最高気温16度前後と肌寒い中、強い雨による視界不良や滑りやすい路面が懸念されます。
では、具体的に雨天のなか安全に運転するためには一体どのようなことに気をつければいいのでしょうか。
また事故に合わないための対策方法には、どのようなものがあるのでしょうか。

首都高速道路株式会社は、2025年5月25日に公式Xアカウントで、雨天時の事故件数が晴天時の約4倍に上ると注意喚起し、安全運転の重要性を訴えています。
同社のデータによると、雨天時は施設接触事故が晴天時の1時間あたり0.14件から0.92件と約7倍に、死傷事故も0.07件から0.27件と約4倍に増加し、特に60km/h以上の速度での走行中に発生しやすい傾向があるとのこと。
この背景には、視界不良やスリップしやすい路面状況が影響しており、警報級の大雨では冠水や脱輪のリスクも高まります。
安全運転のためには、まず視界の確保が不可欠です。
特に、1時間に50mmを超える非常に激しい雨ではワイパーの効果が限定的になるため、昼間でもヘッドライトを点灯して自車の存在を周囲に知らせ、追突事故のリスクを軽減しましょう。
窓の曇りにはエアコンの曇り除去機能やデフロスターを活用し、大型車の水しぶきによる一時的な視界遮断を避けるため、追い越し時は十分な車間距離を保つことが重要です。
次に、スリップ事故の防止策として、速度を抑え、急ブレーキや急ハンドルを避けてタイヤのグリップを維持することが求められます。
雨天時の制動距離は長くなるため、普段の2倍以上の車間距離を確保し、タイヤの溝や空気圧を事前に点検することでハイドロプレーニング現象のリスクを軽減できます。
さらに、都市部のアンダーパスや低地では冠水が発生しやすく、エンジン不調や走行不能の危険があるため、水たまりや冠水道路には安易に進入せず迂回ルートを選びましょう。
万一冠水で動けなくなった場合、水圧でドアが開かなくなる可能性に備え、緊急脱出用ハンマーを常備しておくことも有効です。
雨天時は道幅が分かりづらく側溝への脱輪事故も増えるため、カーブミラーや標識を参考に慎重な走行を心がけ、脱輪後はホイールアライメントや下回りの点検を忘れずに行いましょう。
最も安全な対策は、警報級の大雨が予想される5月30日の運転を可能な限り避けることです。
視界不良やハイドロプレーニング現象のリスクが高く、深刻な事故につながる可能性があるため、運転中に雨が強まった場合は道の駅や高速道路のサービスエリアに避難し、雨雲レーダーを確認しながら安全なタイミングで移動を再開するのが賢明です。
天気予報を事前にチェックし、線状降水帯が予測される場合は不要不急の外出を控えましょう。
※ ※ ※
2025年5月30日の大雨予報に伴い、運転では視界確保、速度抑制、車間距離の拡大、冠水道路の回避を徹底し、タイヤ点検や緊急脱出用具の準備を怠らないことが重要です。
雨天時の事故は晴天時の約4倍発生しやすく、重症化しやすいため、慎重な判断と準備が命を守る鍵となります。
安全運転を心がけ、大雨を無事に乗り切りましょう。
降雨中の注意も大事だが、降り始めの路面にも注意したい。しばらく晴天が続いていきなり雨が降った際などは、路面の凸凹に入り込んだ汚れ等がまず浮き上がって来る。大抵白い泡となって水面に浮かんでくるのだが、これがスリップの原因と成るヤッカイ物だ(数多の汚れのうち、先ず真っ先に水面に浮上して来るものは何でしょう?(油汚れでは?))。しばらく降り続くと消えてしまう様だが、降雨中はもちろんのこと、降り始めのこの現象にも厳重な注意をするべきと思う。