356万円から! トヨタ新「“4人乗り”4WDスポーツ」発売! 「1.6リッターエンジン300馬力超え」&ちょうどいいコンパクトボディ! 軽量化×シフト改良で大幅進化の「GRヤリス」とは?
トヨタのスポーツカーとして誕生した「GRヤリス」は、2025年4月11日に一部改良が報じられ、同年5月6日に発売が開始されました。
「走り」を追求したデザインと走行性能に注目!
トヨタのスポーツカー「GRヤリス」の一部改良モデルが、2025年5月6日に発売されました。
走る楽しさと速さを追求した同車ですが、一体どのようなモデルなのでしょうか。

GRヤリスは、2020年1月10日に開催された東京オートサロンで初披露され、同年9月の発売開始以降、さまざまなレースでの実践経験を通じて車体の改良を重ねてきました。
過酷なレース現場で「壊しては直す」をモットーに磨き上げることで、「勝つためのデザイン」へと進化を遂げています。
さらに、排出ガス基準50%低減レベルの認定を取得するなど、スポーツカーでありながら環境負荷にも配慮したクルマとして高く評価されています。
2025年5月に発売された一部改良モデルは、車体デザインやGR-DAT(8速オートマチックトランスミッション)などに改良を施し、より快適な走りを実現しています。
GRヤリスは、同じホットハッチバックタイプのスポーツカー「メガーヌ R.S. ウルティム」と比較されることが多いですが、大きな違いは車体のサイズと重量です。
メガーヌ R.S. ウルティムのボディサイズは全長4410mm×全幅1875mm×全高1465mm、車両重量は1450-1470kg(グレードにより異なる)であるのに対し、GRヤリスは全長3995mm×全幅1805mm×全高1455mm、重量1240-300kgと、コンパクトで軽量な設計です。
車両の軽量化は、開発陣が特に注力した要素の1つです。
エクステリアでは、フロントのロアグリルを従来の樹脂製からスチールメッシュに変更。
さらに、ボディ素材には炭素繊維に樹脂を含ませたシートとアルミニウムを組み合わせることで軽量化を実現しています。
同時に、スポーツカーに求められる強靭さも追求。
ホイールハウスやピラーなどの骨格構造を見直し、従来モデルよりも優れたねじり剛性を確保しました。軽量かつ強靭な設計は、GRヤリスの大きな魅力と言えるでしょう。
インテリアにも、走りをより快適にするための改良が施されています。
メーターとディスプレイオーディオをクラスターパネルに一体化させ、インパネ上部をフラットにすることで視認性を向上。
ルームミラーの位置を上方に調整し、前方の視界を確保しました。
フットレストは幅を拡大し、踏み込みやすさと安定性を高めています。
装備面では、シフトレバーの位置と向きを調整し、レーシングカーのような操作感を実現。
JBLプレミアムサウンドシステムはメーカーパッケージオプションですが、走行中の雑音を考慮し、さまざまな走行パターンでチューニングを行うことで、快適な室内音響を提供します。
パワートレインには、1.6リッター3気筒ターボダイナミックフォースエンジンを採用し、最高出力304ps、最大トルク400Nmを発揮。
トランスミッションは、6速iMT(インテリジェントマニュアルトランスミッション)またはGR-DATから選択可能です。
改良されたGR-DATは、アクセル全開時のシフトアップタイミングを最適化し、登坂時でも高出力を維持します。
なお、駆動方式は4WDを採用しています。
グレードは、ベースモデルの「RZ」、上級モデルの「RZ“High performance”」、モータースポーツ参戦を前提とした「RC」の3種類で、価格(消費税込み)は356万円から533万円です。
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