ホンダ斬新「フィット“セダン”」に注目! 全長4.3mの“ちょうどいい”ボディ&木目調の「豪華内装」採用! “MT気分”も楽しめる「VTEC」も魅力の「アリア」とは?
新車販売台数ランキングにも常に上位にランクインしている人気のコンパクトカー「フィット」ですが、かつて“フィット”の名を冠した4ドアセダンも存在しました。一体どのようなクルマなのでしょうか。
わずか7年しか販売されなかった「フィット」のセダンとは?
ホンダ「フィット」といえば、2001年から販売しており、新車販売台数ランキングにも常に上位にランクインしている人気のコンパクトカーです。
現行モデルのボディタイプは5ドアハッチバックとなっていますが、実はかつて“フィット”の名を冠した4ドアセダンも存在しました。
一体どのようなクルマなのでしょうか。

そのモデルとは「フィットアリア」です。
同車は2002年に発売された4ドアセダンで、主に東南アジア市場向けに開発され、製造も海外(タイ)で行われていましたが、日本に輸入する形で販売されました。
2002年から2005年までの前期モデルと、2005年から2008年までの後期モデルが存在し、それぞれデザインや仕様に違いが見られます。
プラットフォームは、ホンダがフィットなどのコンパクトカー向けに開発した「グローバル・スモールプラットフォーム」を採用し、セダンボディを搭載。
ボディサイズは全長4310mm-4390mm(後期型)×全幅1690mm×全高1485mm-1510mmとコンパクトで、シンプルなノッチバックスタイルのエクステリアが特徴です。
初代フィットの面影を残すフロントデザインも印象的でした。
前期モデルではシャープなヘッドライトとコンパクトなグリルが特徴で、シンプルかつ機能的な印象を与えました。
後期モデルでは、グリルやバンパーのデザインがよりモダンに変更され、ヘッドライトの形状もやや洗練されたスタイルとなり、全体的に都会的な雰囲気が加わりました。
インテリアは、2列シート5人乗りレイアウトとし、多彩なシートアレンジや広い荷室も確保。
くわえてコンパクトセダンながら上質感を重視した設計が特徴です。
ダッシュボードはシンプルかつ機能的なレイアウトで、視認性の高いメーターパネルを採用。
シートには高品質なファブリック素材を使用し、上位グレードでは落ち着いた木目調の内装トリムやメタル調のアクセントが施され、クラスを超えた高級感を演出しました。
さらに、乗り心地の良いシートは長時間のドライブでも疲れにくい設計で、コンパクトセダンながら高い居住性が魅力でした。
エンジンは当初、1.3リッターのL13A型(最高出力86ps)と1.5リッターのL15A型(最高出力90ps)の2種類をラインアップ。
後のマイナーチェンジで最高出力110psのVTEC搭載L15A型が追加され、従来のL13A型および90psのL15A型は廃止され、VTECエンジンのみに統一されました。
トランスミッションはCVTのみで、通常のドライブモードに加え、機敏な走行が可能な「スポーツモード」や、マニュアル感覚のシフト操作が楽しめる「7スピードモード」を搭載し、オートとマニュアルの両方の運転体験を提供しました。
駆動方式はFFとリアルタイム4WDから選択可能です。
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そんなフィットアリアは2002年から2009年まで販売されましたが、セダン市場全体的に人気に陰りが出ていたことから、販売台数は伸び悩み、直接的な後継モデルは登場しませんでした。
しかし約6年間の空白期間をおいて、3代目フィットをベースに開発した4ドアセダン「グレイス」が2014年に登場しており、こちらは間接的な後継モデルといえるでしょう。
コンパクトボディに高級感を備えたクルマが増えた今、振り返るとフィットアリアは「スキのないしっかりとした作り」の名モデルだったのではないでしょうか。
一体何十年前のモデルを最新型と思わせるようなタイトル書いてんだよ。
とんだネタ切れじゃのう。