ダイハツ最新「コペン」実際どうなの!?「オープン感はある?」「ターボは速いの?」 マツダ「ロードスター」オーナーが実際に乗った感想とは!
「コペン」を運転したフィーリングは?
そうなると、次は風の巻き込みが防がれているのか気になるところ。
実際に運転した結果を先に言うと、これは杞憂にすぎなかったと言い切れます。
走行テスト中は、あいにくの小雨に見舞われるシーンもあったのですが、パラパラと降る程度の雨であれば、一般道における法定速度内の走行でも車内や身体が濡れることもなく、それでいて風の巻き込みも気になりませんでした。
筆者がオープン状態での走行に慣れていたということもあるでしょうが、その上でもコペンは走行時の空気の流れがしっかり処理されているなと実感しました。

そして雨粒が大きくなってきたタイミングで、先述の電動開閉ルーフのありがたみを再び感じます。
ちょっと路肩にクルマを停車してボタンを押すだけで、今度はルーフが閉まって密閉されたクーペへと変身する、やはりこれこそがコペンならではの強みです。
思えば、2002年の初代コペンの登場は衝撃的なものでした。この複雑でコストのかかる贅沢な機構を、軽自動車に組み込んで、それを実際に商品化したダイハツの開発陣の発想と技術、そして努力は、これまで「オープンカーに乗る」という夢に躊躇していた多くの人に、笑顔と幸せをもたらしました。
ちなみに筆者の身長は180cmなのですが、座席を寝かし気味に調整したこともあって、コペンのルーフを閉めた状態でも頭上が接触するということはありませんでした。
とはいえ、もちろんルーフを閉じているときのキャビンは広々快適とはいかず、身長がこれ以上ある人はドライビングポジションが合わせづらくなる可能性は否定できません。
さらに、長身の男性カメラマンが助手席に乗りこむと、密着とまではいかないまでも、ロードスター以上に2人の物理的距離は近くなり、さすがに圧迫感も否めません。
しかしコンパクトなライトウェイトスポーツカーとは元々そういうものだと分かっていれば、決して不快ではなく、むしろ不思議と楽しい気持ちが湧いてくるのも、コペンというクルマの持つキャラクターの魅力でしょう
また、「ルーフを閉じた際の視界の広さ」も今回テストしようと考えていた項目でしたが、コペンは一般的な幌のオープンカーよりリアウインドウが大きく、また距離も近いため、後方の視界はしっかり確保できていました。
これなら、飛びぬけてボディサイズが小さいという強みもあわせて、コペンで運転時や駐車時の車両感覚に困ることは無いでしょう。
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