オールシーズンタイヤを履いた2WDのクルマで雪山へ!クムホ「ソルウス 4S HA32」の性能を実際に起こりうるシチュエーションで徹底試乗【PR】

「ソルウス 4S HA32」で走る下り坂の雪道はどうだった?

 というわけで、かなり用心深く雪山を走り始めたものの、驚くほどガンガンと前に進んでいけることにちょっと驚きました。テストの一環として上り坂で停止してからの再発進を試みると、ティグアンはトラクションコントロールを作動させつつもちゃんと上っていくではありませんか。

オールシーズンタイヤ×FWD車といった一抹の不安を抱えながらスキー場への上り坂をスタートしたものの、予想を大きく上回る走行性能を見せた「ソルウス 4S HA32」

 雪山を登っていくと、山と山をつなぐように橋がかかっていることがあります。このような橋では、アスファルトの下に地面がなく地中からの熱供給がないので、他の路面よりも冷えがきつく、圧雪の下が凍っていて、より滑りがちです。そんなシーンでアクセルを踏み増すとアンダーステア(※)になりそうな気がしますが、前輪に安定して荷重がかかるように心がけて速度を調整すれば問題なく走行できました。

※ハンドルを切った量よりもクルマが曲がらない状態のこと

それでも油断は禁物。タイヤやクルマの性能を過信しないで、慎重に雪道を進む

 また、オールシーズンタイヤで雪道を走ると、トレッドに雪が詰まって雪上のグリップが落ちるタイヤも見受けられますが、「ソルウス 4S HA32」はV字の主溝を外側に向けて徐々に広くして排雪効率を高めたトレッドパターンを採用しているので、雪道をしばらく走りつづけても雪が詰まることもなく、高いグリップ力を発揮しつづけてくれます。

 もちろん上り坂だけでなく、下り坂でフットブレーキを使うシーンが増えても安定して減速できました。

大きさの異なる5種類のサイプを最適に配置することでブロック剛性が向上。雪上・ドライ・ウエット路で優れた操縦安定性を発揮する

 そんなこんなで標高の高い所までクルマを走らせると、外気温はなんとマイナス8度。もちろんAWD車のほうがラクに走れて安全なのは言うまでもありませんが、「ソルウス 4S HA32」を履けばFWD車のティグアンでもここまで来られるということを確認できました。

「ソルウス 4S HA32」はスノーフレークマーク付きで欧州基準もクリア!

 以上のように雪上テスト走行の結果はかなり上々で、「ソルウス 4S HA32」は一般的なオールシーズンタイヤが想定しているよりもやや厳しいシチュエーションの道を走っても問題ないことがよくわかりました。

オールシーズンタイヤが想定しているよりもやや厳しいシチュエーションでテストした雪上ドライブだったが「ソルウス 4S HA32」は問題なく走行することができた

 途中、運転を交代しながらいっしょにドライブをした黒木さんも「積雪のない地域に住んでいる人が、年に一度あるかないかの雪の日を安心して乗り越えられる、そんなタイヤですね。ガッツリ積雪のある地域の人には向いていませんが、万が一に備えて装着すると安心感が高まりそうです」と話していました。

 ちなみに、「ソルウス 4S HA32」は欧州で冬用タイヤとして認められたことを示すスノーフレークマークが与えられていますので、日本でも冬用タイヤ規制が出た道路に出くわした際にも、そのまま走ることが可能です。

サイドウォールには雪道での性能が認められたタイヤへの刻印スノーフレークマークが入っているほか、スリップサインと見分けがつきにくいといった声があったことから、「ソルウス 4S HA32」ではトレッド面に砂時計を模した新しいスノー摩耗インジケーターを採用している

 さらに、ぜひお伝えしておきたいことがあります。それは「ソルウス 4S HA32」には従来のプラットフォームのかわりに、トレッド部に砂時計型のスノー摩耗インジケーターが新たに設けられたことです。

 スタッドレスタイヤやオールシーズンタイヤというのは、溝が50%以上摩耗すると冬用タイヤとして使用できなくなるのですが、この新しいインジケーターは溝が半分摩耗すると3つの丸い点がすべて消えるようになっています。おかげで従来のプラットフォームよりもはるかに容易に摩耗状態が確認できて、冬用タイヤとして使って大丈夫かどうか一目瞭然なのです。

「ソルウス 4S HA32」はサマータイヤに近い感覚で舗装路でも快適!

 雪道を問題なく走れることがわかったところで、オールシーズンタイヤにとって同じく重要な舗装路での走りを確認します。

オールシーズンタイヤといえど、ほとんどの人が走行のメインとするのは一般道や高速道路。そういったシーンでも、走る・曲がる・止まるなどの基本性能は 夏タイヤと遜色ない走りを実現している

 雪道を走れるオールシーズンタイヤではサイドウォールやトレッドを柔らかく設計して雪上グリップを稼ぐ傾向があるのですが、「ソルウス 4S HA32」にはしっかりとした剛性感があってステアリング操作に対して遅れなく応答してくれます。どんどんと速度を上げていってもまっすぐと走りますし、ティグアンのような背の高いSUVでもふらつきが少ないことに感心します。

構造の最適化により接地面積を拡大し操縦安定性や制動性能を大幅に向上している

 それらドライ性能の高さには、センターブロックの連結部分を補強加工した「3Dスロープタイバー」をはじめ、大きさの異なる5種類のサイプを最適に配置してブロック剛性を高めた「マルチプルサイプ」や「3Dサイプ」など独自の技術が効いているに違いありません。

 それでいて乗り心地もよく、段差や継ぎ目を乗り越えたときの突き上げも気にならず、ザラついた路面でのロードノイズもオールシーズンタイヤとしては比較的よく抑えられていて快適性も十分です。

 同乗した黒木さんも「一般道や高速道路では、乗り心地もサマータイヤと大きく差は感じられず、普段使いとしても満足度の高いタイヤですね」と感心していました。

長持ち性能に高いデザイン性も「ソルウス 4S HA32」の持ち味だ!

 さらに、そんな季節にかかわらず1年中使うために生まれたオールシーズンタイヤのメリットを最大限に享受できるよう、「ソルウス 4S HA32」はロングライフ性能にも大いに力を入れています。

サイドウォールのデザインには、オールシーズンタイヤを表す四季のアイコンに加え、 複数のナーリング加工により洗練されたイメージを演出

 加えて、「ソルウス 4S HA32」は見た目にもこだわっていて、表面に細かい凹凸を施したナーリング加工により洗練されたイメージを演出しているのも特徴の一つで、デザインに関するアワードの受賞歴まであるのが驚きです。

「ソルウス 4S HA32」は全天候対応という優れた走行性能だけでなく、高い耐摩耗性能をもあわせ持ったお財布にやさしいタイヤだ

 サマータイヤと同じように走行でき、突然の雪でも慌てることなく走れ、その性能が長持ちして、しかも見た目もいい。「ソルウス 4S HA32」は実に万能なオールシーズンタイヤなのです。

[Text:岡本幸一郎 Model:黒木美珠 Photo:土屋勇人]

クムホ「SOLUS 4S HA32」について詳しくはこちら!

【画像】クムホ「SOLUS 4S HA32」の走行シーンをたっぷり見る!(69枚)

画像ギャラリー

1 2

最新記事

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー

OSZAR »